保湿剤の選び方

女性敏感肌以上に敏感な肌であるアトピー肌の方は、普段の時以上に炎症を起こしている時には、さらに敏感となるため、平時には使用しても問題ない化粧品が原因となり、炎症が悪化しまうことがあります。そのような肌にとって肌の表面を保護するための保湿剤選びは重要となります。

表皮を保護する保湿剤の代表的なものはワセリンとなります。しかし、ワセリンと一言で言っても様々な精製度のものがあります。その中でも「サンホワイト」や「プロペト」といった精製度が高いものが望ましいです。ワセリン以外を使用する場合は、ある種の飽和脂肪酸であるオレイン酸などといった脂質の種類によっては、角質層内の細胞間脂質のバランスを乱し逆効果になることもあります。そのため、肌に刺激を与えない無添加なものでも、配合されている脂質の種類にも注意して選ぶ必要があります

また、肌の水分保持を目的とした保湿剤は、3種類ありますが角質層のセラミド不足の状態であるアトピー性皮膚炎の皮膚には、水分を層の中に挟み込んで保持する保湿成分が配合されている保湿剤がおすすめです。代表的な成分には、スフィンゴ脂質セラミド水素添加大豆レシチンなどがあります。そのため、アトピー肌の方には大変有効な保湿成分でありますが、そのセラミドの中でも、人の皮膚と同様のセラミドの構造をしている「ヒト型セラミド」か「天然セラミド」が配合されたものが望ましいです。しかし、セラミドは水に溶けづらく化粧品などに配合するには界面活性剤が必要不可欠となります。そのため、アトピー肌の方には刺激となってしまう場合があるため注意が必要です。